「失礼しますー…」 ゆっくりドアを開け、中に入ると、書類に埋もれながらパソコンをカチカチと触る雪柳さんがいた。 いつもとは違い黒縁メガネをしている雪柳さんはなんだか大人の男性という感じが増してかっこよく見えた。 「お仕事中でしたか?」 「あー、これは練習みたいなものかな?」 「練習…ですか?」 持ってきたご飯を机の上に置き、雪柳さんのパソコンを覗き込むと、そこには英字と日本語が入り乱れていた。