彰人くんはあっさり解放され、先生の花火終わっちまうぞという一言で私たちは屋上の柵の方まで行ってまた花火を観出した。 「なぁ、彰人の彼女さん」 「はっはい!あ…私、野茨っていいます」 「じゃあ、野茨さん。彰人のことよろしく頼むな」 前を向いて、そう私だけに聞こえる声で言った後、ぽんと手を肩においた。 「はい」 私なんかに彰人くんの彼女が務まるのか、彰人くんの支えになれるのか、それはわからない。 でも、彰人くんの側にずっと居たいと思う。 きっとそれだけで良いのだ。