「折角の初デートなのにこんなので良いのかよ」
自然と合流した私たちは、近くにあったベンチに座り、買ったかき氷を食べながら休憩していた。
「良くない…けど、そんな急に恋人らしくなんてできねぇよ…」
私とりおを挟み彰人くんととっきーが話すものだから話は筒抜だ。
「じゃあ、今日のりおの格好見てどう思ったの」
「それ私も気になります!」
「沙織ちゃんまで……か…」
「か?」
にやにやと彰人くんが繰り返すと、真っ赤な顔をしたとっきーが、
「…かわいいと思ったよ」
とそう言っていた。
「良かったね」
隣に居るりおにそう声をかけると、首まで真っ赤になったりおがこくんと一度頷いた。

