「お、お待たせしました」
そう言い、下駄をカランコロンと鳴らしながら近づくと、彰人くんがこちらを見た。
「……」
「えっと…何かおかしいですか?」
あまりにも彰人くんが動かず喋らないので思わず聞いてしまう私。
「い、いや、可愛すぎて驚いた」
「なっ…!そ、そんな…こと…ないです」
彰人くんはすぐにこういうことを言ってくるから要注意しなければこちらの心臓がもたない。
「彰人くんも格好良いです!」
仕返しのつもりで勢いよく言ったのだけど、これ照れさせるだけじゃなくて私の方まで恥ずかしいんだけど…彰人くんいつもこんな気持ちなの?
「バカップルみたいだからやめよう」
真っ赤な顔のまま彰人くんにそう言われたので私も赤い顔のままそうですねと返した。

