臆病な私でも恋はできるのか。





「それで、お詫びに髪を結ってあげようと思って」


「え!良いんですか?!」


一人じゃ上手くいかなくて今日も心配だったのだ。


「もー、何してるの!早く入って」


「え…?」


雪柳さんは私の返事を聞いた後、後ろを振り返り誰かを呼んだ。


「何言い出すのかと思えば…」


ゆっくりと部屋に現れたのは鷺草さんだった。


「雪柳さんじゃなくて俺だけど良いか」


「私は大丈夫です…けど…」


鷺草さんは大丈夫なのだろうか。

女性が苦手で、私ともつい最近なんとか目を見て話せるようになったばかりだ。

こっちが緊張してきた。