臆病な私でも恋はできるのか。




そわそわと教室で彰人くんと二人待っていると、目をタオルで押さえながら化粧が落ちたとか騒ぎながら教室にりおととっきーが戻ってきた。


「いつも…通り…」


ほっとしてそう声に出ているのも気づかなかった。


「お騒がせしました…あと、付き合うことになりました」


そう言って頭を下げたかと思うと、あげた時にはりおの顔は笑顔になっていた。


「これで髪飾り無駄にならなかったね!」


私がそう言うと顔を赤らめたりおが勢いよく私の口を塞いできた。


「そ、それは内緒…!」


「何?楽しみにしてたの?」


わ、私やらかした?とっきーが何やら楽しそうにりおに聞いている。


「だ、だって毎年行ってたんだもん…今年も一緒だと思ってて…っていうか!私、祭りの時に…」


「祭の時に?」


「こ…こ…」


「告白しようとしてたんだよね!」


「ちょ、ちょっと!沙織ちゃん!」


何だかより一層私たちの仲が深まったような気がする。