臆病な私でも恋はできるのか。





「私、勝手に思い込んでたみたい。今年も二人でお祭りに行けるんだって」


震える声でぽつりぽつりと話すりおは、見ているだけでこちらまで辛くなってくるようだった。


「あ…の……とっきーもそう思ってたんじゃないかな?だから、保留って言ったんじゃ…」


「でも…」


「…とりあえず教室に戻ろう…?チャイムなっちゃう…」


戻れる?と聞くと、りおは頬をぱんっと叩き無理やり笑顔を作って頷いてみせた。