「ま…ぶ…しい…」
目を開けると、そこにはいつかみた妖精が。
「フェアリーさん…」
「フェアリーさんではないけれど、ま、大体合ってるからよしとするわ」
私と彰人くんを入れ替えた妖精だ。
「やーっと気づいたのん?」
「そう…みたいです」
「おっそーい!だけど、これで願いは叶ったわね!それじゃ!」
願い…?
考える暇もなく辺りがもう一度目も開けられない程明るくなったかと思えば、目を開けられる頃になれば私の視線が低くなっていた。
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