それから噂が広まるのはあっという間だった。
必然的に女子からの痛い視線が私の体…つまり彰人くんに向けられるわけだけど、私がそばに立ってその子をちらりと見るだけで、自体は収まりそうだった。
きっと私が知らないだけで、これまでにもたくさんの女の子に言い寄られていたのだろう。
現に、それで鷺草さんは女の子嫌いになっている。
「彰人くんってすごい…」
「ん?何か言った…?」
「いっ…いえ!何でも…」
「そう?」
ずっと前から気づいてた。私と彰人くん…それにりおやとっきーとも…住む世界が違っていたということ。

