臆病な私でも恋はできるのか。





「うっ…」


「何やってるんだ!」



反射で瞑った目を開けると、目の前にはずぶ濡れになりながら怒る彰人くんの姿が。



「な、何よ、さっき私たちが忠告したばかりでしょ!こいつは女の子を弄ぶ最低なやつなのよ!」


「確かに、そう思われてもしょうがないかもしれない。でも、弄んだことはない!」


「ど、どうして野茨さんがそう言い切れるのよ」


「そ、それは…」



…それは、その野茨さんの中に居るのが彰人くんだからだ。