「あ…」 一言「あ」と言っただけで、柊くんとりおの目が期待の色に変わっているのに気がついた。 「あ…の、私、りおって呼ぶのもまだ少し抵抗があるの…です…が……」 二人の残念そうな表情に少しずつ声が小さくなっていく。 「はぐらかさないー!」 う… そう言われても… って、私どうしてこんなに柊くんの名前を言うだけで緊張しているのだろう。