「おい、時守ー!」
そんな時だった。教室の窓から1人の男の子がとっきーを呼び出した。
「お前早く来いって!中庭で美人先生が重そうな荷物運んでる!」
「行く!!」
美人先生…?
その美人先生を助けに行くのか、呼び出した男の子と一緒に教室を駆け出していった。
「あれ?今日は怒らないんだ?」
不思議そうな顔をして私の顔を覗き込むりお。
「え?」
「いや、いつもなら走るなとか、その、食べかけのパン机に置いていくなとか怒るじゃない…?」
「あ、えっと…」
お昼は教室で食べないからそんなこと知らなかった。
一難去ってまた一難。
これはまずい。

