臆病な私でも恋はできるのか。





顔の赤い私たちをいじりながら朝から楽しそうな雪柳さん。

何でもないと言い張りながら学校に行く支度をし、家を出た。



「いってらっしゃい」


「いってきまーす!」


「い…いってきます…」



久しぶりに“いってらっしゃい”って言われた。



「あ!」


「え…?」



突然の柊くんの声に驚く。

いってらっしゃいの余韻に浸っていたところだったから驚いて固まってしまった。