臆病な私でも恋はできるのか。





「あの、ネクタイ…分からなくて…してもらっても良いですか?」


「いいよ!えっと…そこに座ってもらってもいい?」



そう言われ椅子に座ってネクタイを結んでもらうことに。



「えーっと?正面から結んだことないから…後ろから回り込んでも良い?」


「はい」



ぐるりと回り込み後ろから手がすっと伸びてくる。

な、何だかドキドキしてきた。



「こう…だっけ?」



ふっと耳にかかる息がなんだか擽ったい。

この緊張感が早く終わって欲しいような…終わって欲しくない…ような?