臆病な私でも恋はできるのか。




「遅刻しちゃうので起きてください!」


「うーん…」



だるんとしたまま私に向かって両手を差し出す柊くん。


朝弱いんだなあ…


差し出された手を取り立ち上がらせると、やっと目が覚めてきたようで制服に着替え始めた。

事情を知らない人から見ればおかしな光景なのだろうけれど、私からすれば今着替えている柊くんの体は私であって、これまで何百回と自分の下着姿を見てきたのだから何とも思わない。



「あれ、女子のスカートってどうするの」


「あ、えっと…引っ掛ける感じで…」


「あ!これだけか!」


「そうです」



私も小学生の頃初めて着たスカートに戸惑ったな…って、私もネクタイまだなんだった!