臆病な私でも恋はできるのか。





その位置は案外落ち着くもので、後ろにはぴったりと柊くんがくっついてくれているので守られているような安心感がある。

ぐるっと包み込み、私の前で腕を組んでくれているのでサイドも守られているような気がする。


ただ…自分より大きな体をぐるりと包み込んでいるのだから、ぎっちりと腕を回されているせいで…



「ひいっ…!」



画面を見ないようにしようだとか音を聞かないようにしようと手を使えない。

仕方なく目を閉じるのだけど、光の加減で少しびくっとなる。


そんな私にはお構いなく、顔を私の横からひょっこりと出し、じっくりと楽しそうにホラー映画を観る柊くん。


どうしたらそんなにホラー映画を楽しめるのだろうか…