臆病な私でも恋はできるのか。





「きゃああああ!」



カメラのアングルが変わった途端髪の長い青白く痩けた頬の女が画面いっぱいに映る。

わざわざカーテンを閉め、暗くした部屋の中、真昼間だというのに柊くんの提案で私たちはホラー映画を観ていた。



「ふふっ」


「な、何笑ってるんですか!」



怖い怖い怖い…



「あっ…」



画面を観て柊くんが嫌な顔をしたから私は身を縮こめて構える。

すると、いきなりピトッと私の首筋を触り柊くんが私を驚かせてきた。



「もう、やめて下さいー…」



そう言いながらぽかぽかと殴っていると柊くんはまた笑い始めた。