臆病な私でも恋はできるのか。





やっぱり…ここは柊くんを思って…



「こ…この無地にします…」



ばいばい…熊ちゃん…

いや、熊くんかも…


…熊に後ろ髪引かれながら無地の商品を掴みレジに向かおうとする。

すると、くいっと服を摘まれた。



「…あの…?」


「こっちの方が良いと思うな!」


「え?」



柊くんが指さしたのは熊の抱き枕。

もしかして…気づかれてた?

にっと口角を上げて笑う柊くん。



「…じゃあ…こっちにします…」



あ、ちょっと顔赤くなっちゃったかも…


何だか何もかもを見透かされているようで…ちょっと恥ずかしい。


そそくさとその抱き枕を手にレジに向かった。