私は部屋をくまなく探索した。
見れば見るほどそれは私の理想で...。
それに、瑞希とモールへ出かけた時に「いいな。」と思ったものがちらほらそこにはあった。
「なんで、アイツ...私の趣味なんてわかったんだろう?」
1つの疑問が浮き上がった。
スマホを買って貰った事を思い出した私は、
手帳から瑞希の番号を見て、瑞希に電話をかけた。
『...もしもし。』
知らない番号からなのか、いつもとは少し違う瑞希の声がそこから聞こえた。
「瑞希?私!千愛だよー。」
『あっ!千愛?
え?この電話番号は??』
「今日、アイ.....生徒会長と瑞希からの家の帰りに買いに行ったんだよー。
だからこれ、私の番号だから登録しといてー。」
『そうなんだ!やっと買ったんだね?
嬉しいー!これでいつでも連絡とれるね!
またラインも教えてよー。』
「ライン?わかんないから瑞希が来た時いろいろ教えて?」
気づけばどうでもいい話ばかりしていることに気づく。
「あっ!違うの!電話したのにはちょっと聞きたいことがあってさ!」
『ん?どしたー?』
「部屋がさ...。
私に用意してくれた部屋がさ...。」
『ん?部屋?』
「すっごい私の理想というか...しかも、瑞希とモールで見てた可愛なって思ってた小物とかがちらほらあってさ...」
『フフフッ...そっかぁー。良かったねー?』
何か意味有りげな笑い声が聞こえてくる。
「怪しい!やっぱり何か知ってるでしょ!?」
『エヘヘー。知ってるよー?
教えて欲しいー?聞きたいー?』
「聞きたいなー。教えて欲しいなー。」
もったいぶる瑞希に若干イラッとしながらも、瑞希のノリに合わして答えた。
『うわ!感情こもってない。面倒くさいって思ってるでしょ!?
さっさと言えって思ってるでしょ!!』
「よく分かってんじゃん」
そう言って私はケラケラと笑った。
「仕方ないなー。
先輩には内緒って言われてたけど、もう部屋見たならいいよね?」
そう言って瑞希は話し出した。
