RMV~ルームメイトはヴァンパイア




「すっごーいっ!!」



瑞希の家に着くとママさんが本当にご馳走を作って待っていた!




そこには色鮮やかな、素敵なディナーが広がっていて




サーモンとタコのカルパッチョに…

ミートローフや、ローストビーフにトルティーヤ。

ハンバーグやエビフライなどのオードブルまで!




「ふふっ。
せっかくの千愛ちゃんの新生活のお祝いだもの♪
ママ頑張っちゃった。」



「え!?
私の…ですか??

そんな…気を使わせてしまって…」



なんだか申し訳なくなる…



「千愛ちゃん。そこは、ありがとうでいいんだよ?」



祝日でお休みで、お家にいたパパさんが微笑んで言ってくれる。



「ですねっ!!

ママさんっ!こんなに素敵な料理
ありがとうございます。」



「主役も帰って来たことだし…ほら、皆でお食事にしましょ?」




瑞希、ママさん、パパさん、一希君と私の五人で、お食事会が始まった。




料理は本当に全部美味しくて…ほっぺが落ちてしまうほどだった。




「ママさん!これ本当に美味しいです!!」



「あら。ほんと?
そんな風に言って貰えると頑張って作った甲斐があったわ?

たくさん食べてね?」



「それにしても作りすぎだろ…
絶対これ食べきれないと思うけど…。」



一希君が冷静な一言を言う。
確かに…かなり多い…。



「もうっ!一希はまたそんな事を言う…!
パーティ料理は残るくらいでちょうどいいものなの!

それに残っても、明日も出すだけだからいいのよ。」



「そうそう。一希はなんでもかんでもケチ付けるんだから!
美味しいんだしいいじゃん!ねっ?」




そう言って瑞希が、私に振ってくる…。




「フフッ。そうだね。
こんな楽しい食事…本当に嬉しいよ。
皆、ありがとうございます。」




「あっ!!! 忘れてた!!!」



私がそう言うと、瑞希が急に何かを思い出したかのように、席から立ち上がった。



瑞希は、リビングのソファに置いていたさっきモールで買ったであろう紙袋を持って席に戻ってくる。




「はいっっ!」



「ん?」



瑞希が紙袋を両手に持って、私に差し出した。



「私達の家族皆から…新生活祝いっ!

あけてみて?」





瑞希が言う通り、開けてみると…





そこには、ガラスでできたリボンモチーフの小物入れと、座ったクマさんの形をしたマグカップ。





「あっ!これ…!!!」