「…え?」
あまりにもの雰囲気が変わった夜風千陽に、同様する私。
しかも今千愛ちゃんとか言わなかった?
さっきまで月野さんって言ってたよね?
まさかこいつ二重人格…?
冷や汗が全身から出てくるのを感じる。
私は幼少期からダメ親父のせいでいろんなトラブルに巻き込まれてきた…。
だからなのだろうか…
機器回避能力というか…第六感というか…
そう言ったものが人より優れている方だと自分でも思う。
その私の第六感が言ってる…。
コイツ…なんかヤバイ…。
「瑞希いないなら、やっぱり私帰りま…
……ッッッ!!!!」
そう言って、ドアノブに手を回した刹那。
肩を掴まれ、返されると…
そのままドアを背に押し付けられる。
「誰が帰っていいって言った?
お前同族か?」
肩を押さえつけられ…、もう片方の夜風千陽の腕が私の頭上にに有り…
これでもかってくらいの至近距離に夜風千陽の顔があり、私を見下ろしていた…。
「同族…?」
「とぼけてんのか?
まぁいい。喰ったらわかる…。」
そう言って、夜風千陽の顔…いや口が私の首筋に降りて来る…
「ちょっ…!!!
何!?やめて…!!!」
「うっせーな。
邪魔くせぇ。動くな…!!!」
「…!!!」
抵抗する私に、夜風千陽がそう言った瞬間。
金縛りにあったように私の身体が動かなくなる…。
「いいな。その顔…。」
急に身体が動かなくなり恐怖を感じた私の顔を見て、嘲笑うような笑みを見せた。
動かない…動けない…私の首筋に…
夜風千陽が近づいてくる…
「……ッッ!」
舐められた!!?
夜風千陽の舌が、私の首筋を這う…、
舌が触れた所が熱くなり…変な気分になる…。
「ンッ…!!…やめてっっ!!」
楽しむように、執拗に首筋や耳を舐めて来る。
―ッチュ…クチャッ…
淫美な音が響く…。
「身体が動かなくても、まだ抵抗するか…。
でも感じて来てんだろ?
匂いが甘くなってきてんぜ?」
そう言った刹那…
「痛ッッ!!!」
噛み付かれた!!!
いうか何かが刺さった!!?
―ジュル…ゴクッ…コクッ…コクッ
えっ!
何?
今私、血…呑まれてる???
指先に痺れ、頭が真っ白になってきた…
「お前…人間か…
しかも処女だな。」
そう言っているのが微かに聞こえ…
私は意識を手放した…。
