「なんで? せめて、部屋の案内や同居のルールを聞いてから決めてよ!」
夜風千陽が私の目を見て言う。
彼の目から目が離せない。
でもここはきっぱり断ろう。
散々いろいろしてもらってから、やっぱりなんて余計に失礼だし…。
「はい。そうですよね。
先輩のお話聞いてからもう一度考えます。」
え!!!?
今、喋ったの私だよね…?
私は、断るつもりだった…。
なのに言葉が…唇が…私の思いと反対の事を口走った。
なんで‥‥。
「よかった。せっかく足を運んでもらったのに、早々帰らすなんて失礼なことはできないよ。
もちろん、最終的に決めるのは月野さん。君の気持ちが一番だ。
ルームシェアを強制はしないから、安心して。」
「あ‥‥はい。」
さっきのはいったいなんだったの?
今更断る訳にも行かず‥‥
私は夜風千陽に部屋の案内をしてもい、
ルームシェアをする上でのルールを聞くことになった。
