涙が枯れる日 Ⅰ【完】





「うん、ちゃんと今までの事を言ったつもり。でも天龍の皆には信じてもらえなかった」






自分で言って虚しくなってきた……。




所詮笑わ無い姫より可愛い姫を信じてしまう……。




過ごしてきた時間より今が大事って事なのかな………。




つかさは辛そうに私を見た




「信じてもらえなかったってどういう事?」



「私の言葉より理子ちゃんの言葉を皆が信じた…。」



つかさが苦しそうな顔をしてるのは、きっと私が泣いているからかな?