……そう言えば、お父さん役職を下げられたとか言ってた。
「桜花ちゃんのパパは、もう直ぐでいい役職つけるところだったんだぁ〜」
「なら…どうして?」
「そんなの決まってるじゃん、理子がそれを邪魔してあげたの」
「なんでそんなこと!!!」
「桜花ちゃんのパパだからに決まってるでしょ?」
「お父さんは関係ないじゃん。」
「理子は桜花ちゃんの全部を奪うの。
―――橘君もね…?」
狂ってる…
「どうして…どうしてそこまでするの!?
雷輝だって手に入ったじゃない!!」
「雷輝の心も奪うまで、理子は桜花ちゃんの物全て奪うよ。」
そう言って、理子ちゃんは電話を切った…。


