涙が枯れる日 Ⅰ【完】




「いや…桜花に会えなかったから寂しいだけだ」



「なっ、何いってんのよ!」



「だから早く治せよ?風邪こじらせたら大変だしな…」



やっぱり変だ…



いつも遥斗と一緒に居るから分かる。



「本当に何も無いの?」



「あぁ。明日は来れそうか?」



遥斗の言葉に黙り込んだ…