「桜花。すまねぇ職員室行かねぇとだから先、下駄箱行っとけ」
遥斗に言われ、私は先に下駄箱に向かった
下駄箱に着くと誰かがいた…………
雷輝…………?
「おい」
私が雷輝に気がつくと雷輝も私に気がついた
また何か言われるの?
私は恐る恐る返事をした……
「な、なに?」
私がそう言うと雷輝は私に近づいて来た
「ちょっと来い」
そう言われると共に雷輝は私の手をとって外に出て行った………
な、なに?
一体何で私は雷輝に手をとられて歩いてるの?
「ちょっ、ちょっと!どこに行くのよ!」
雷輝は答えず無言で歩いた……
私は、遥斗以外の人に触られるのも嫌だ
だから抵抗した……
しかし、女の私が男の雷輝に勝てるはずもなく、手をとられたままだ……。


