「ねぇ、雷輝おかしくなかった?」
私の問に遥斗もうなずきながら
「知らねぇ。俺の事、嫌いなンじゃねーのか?」
「遥斗までに何かしようとしねるのかな…。」
私が小さい声でポロッと言った……。
すると遥斗は何も言わずギュッとしてくれた
突然で驚いた
でも、遥斗の腕の中は温かくて安心できる
「俺はあんな奴らとは違う。何を言われても俺は桜花を信じる」
遥斗の真っ直ぐな言葉に嬉しかった
不安な思いが嘘かのように消えていく
「ありがとう。私も、遥斗を信じてる」
私がそう言うと遥斗は嬉しそうに
「当たり前だ」
と言ってきた
私は遥斗に溺れている
遥斗と離れてしまえば私は壊れる……
そして今日は特に何も無く終わりそうだった………


