涙が枯れる日 Ⅰ【完】




お父さんとの待ち合わせ場所は近くのファミレスになっている




そして私は今、ファミレスの前に立ってお父さんを待っている





しばらく待っていると





「桜花?」




後ろからこの前にも聞いたことのあるお父さん声だった




「おはよう」



「おはよう。ごめんね、待たせて」



お父さんは申し訳なさそうに謝ってきた



「いいよ!私が少し早く来ちゃっただけだから」




「すまんな、じゃ入ろうか」



「そうだね!」



お父さんと私はファミレスに入った