涙が枯れる日 Ⅰ【完】



「……………。」


「桜花が悪い」



悪戯が成功したみたいに笑った遥斗……



や、ヤバイ………



可愛い




そんな感じで朝から甘々



幸せな気持ちで教室に入ると




「桜花ーーーーーーーー!」



勢い良く私に飛びついてきたなにか………



考えなくても分かるけど………




「つかさ!苦しい」




私がそう言うと離れた



離れたのはいいけどつかさ何かヤバくない?



笑ってるのにすっごく黒い………




「あ、あの〜?つかさ?」



私が恐る恐る聞くと



「あ〜に?それより屋上行きましょっか?」



こ、これはやばい……



私殺される勢いだ



「じゃ、桜花借りてくね橘君」

「あぁ」



遥斗そんなにすんなりOKしないでよー


私死んじゃうよ?