涙が枯れる日 Ⅰ【完】





そして15分後遥斗が着いて



学校に登校した




「3日しか来てないのに懐かしく思えるね」


「そうだな」




それにしても今日も視線が凄いねぇ




落ち着かないな………




「そんな気にするな」



「気にしてないよ……」


「気にしすぎたら皆の前でキスすんぞ?」


それはヤバいですね


「全然気にしてない!てか何を気にするの?」

私が焦って言うと遥斗は、


「そんな焦るなよ。そんなに嫌か?」


色っぽい声で遥斗が言ってきた………



かっこよすぎる……



「嫌とかじゃなくて………皆の前はちょっと」



私がそう言うと遥斗はニヤッと笑って


「へぇ〜人前じゃなかったらいいんだな?」



なんて意地悪な事を行ってきた……



「もー遥斗なんか知らない」


「そ〜言いながら俺と手繋いだままだぞ」



「あっ!」


無意識にずっと繋いでいた……



私が離そうとすると



なかなか離れない………



てかさっきよりきつくない?



「ねぇ、遥斗?離してよ」


「離さねぇよ」



――――ドキッ