涙が枯れる日 Ⅰ【完】





そして豪華な和食を食べ終わって再び買い物に戻った







店の中を歩いて居ると




「桜花?」



後ろから名前を呼ばれた……




だ、誰?




遥斗も不思議そうに私と振り返った




立っていたのは知らないおじさんだった




誰………?



私の知ってる人かな?


「すみません。誰ですか?」





私がそう言うとおじさんは悲しそうな寂しそうな顔をして



「清水光平(シミズ コウヘイ)です。そして桜花、僕は桜花の父です。」