涙が枯れる日 Ⅰ【完】




隆「若、着きました」



「そうか、ありがとな」



そう言って遥斗が降りた



遥斗は私が降りやすいように私の手を掴んでくれた



「あ、ありがとう」


何だか照れる………



私が降りるとギュッと遥斗が抱きしめてくれた



「………!?は、遥斗??」



私が焦って遥斗を呼んだけど遥斗は不思議そうに首を傾げてきた……



「人!人居るし離れてよ……」



「そんなもん気にするな」


き、気にするなぁ〜?


無理に決まってるでしょ。


人前でこんな………


私が困っていると



隆「若、桜花さんが困っておられます」


智「そうだよ!目の前でイチャつくなー!」



2人にそう言われ離してくれた遥斗