それからしばらく歩いていた…




カタッ


カタッ



ちょっと前からつけられてる様な………



怖いけど振り返って見た…


「誰も居ない。」





カタッ


カタッ




どんどん近くに近づいて来てるような足音






ガシッ


「キャーーーー」




突然私のあとをつけていた何者かが私の肩を掴んできた…




「誰?」



少し震える…




怖いけど振り返ってみた



そこには何人もの黒い人が私を囲んでいた…………





「お前…桜花ちゃんだろ?」


そう言った1人はニヤニヤしながら近づいてきた




「な、なに。あなた達」

震える…


「俺たちの可愛い理子ちゃんをいじめたのは桜花ちゃんだよね?」


「な、何言ってんの?私いじめたりなんかしてない」



「嘘はダメだよー。理子ちゃんボロボロになって俺たちに“桜花ちゃんにやられた”って言ってきたよ?」






なにそれ………私のがいじめられてるのに…………。





そしてある事に気がついた……

今日の昼、理子ちゃんに言われた言葉。



“天龍から追い出す”






もしかしたらこれは理子ちゃんの仕業……………