ガラガラ





教室に入ると


「来たよ裏切り者」


「地味男と一緒じゃん」

「ブスどうしでお似合いなんじゃない?」



なんて事が聞こえてきた



ムカつくなおい。私はブスかも知らないけど遥斗は超絶イケメン様だぞ!
このやろぉ!



「理子様と雷輝様は美男美女でお似合いよね」



プチン



「なんか変な音なったぞ?桜花?」



遥斗の声が聞こえるけど無視だ無視



今私は腹たってんだよ



「てめぇら、うっせぇーんだよ。遥斗がブスだぁ??遥斗は………ぅむ」



「な、なんもねぇ」


そう言って遥斗は私を引っ張って屋上に連れてこられた



「遥斗なんで止めるの」


「あんな恥ずい事言われたくねぇよ」


「だって本当の事じゃん!遥斗をブスって」


「そらこんな格好してたらそー言われるだろ」


「遥斗の事知らねぇ奴が遥斗語るから悪い」


はぁ〜とため息をついたかと思ったら

ニヤっと笑って


「そんなに俺の事好きなの?」



なんだこいつは



言わないしー



「どーなんだよ」



そー言って遥斗がだんだん近づいて来た



な、な、なに?



近づいてくる遥斗にパニックになる私



「言わねぇとキスすんぞ?」


こ、これはマジでされる感じだ



「………す、好き………」



私が言うと遥斗はニヤっと笑って





「素直な桜花ちゃんにごほーびのちゅーだ」


軽く触れるキスをした








や、やばいーーーー





「顔赤すぎ」



「う、うるさい」











誰かがこの時見ていたのも知らなかった