涙が枯れる日 Ⅰ【完】







天龍は幹部以上が皆美男ぞろい




「桜花ちゃん久しぶり〜」

と、優しく声を掛けてくれたのが由紀君だ



「ここで会うのは久しぶりだね」


「そうだね〜」




そして皆自分の事をしているから暇になりいつものソファーに座っていた


「あれ?もしかして桜花?」


「うん、桜花」


後ろから突然声を掛けてきたのは、天龍の副総長をやってる保井輝希(ヤスイ コウキ)だ


輝希は賢くてすごく理子ちゃんが好き
天龍に理子ちゃんを連れきて、姫にしたいと言ったのも輝希だ


前に理子ちゃんとはどんな関係か聞いた事があった。
その時嬉しそうな苦しそうな顔で幼馴染みと答えた…




私はそんな輝希の表情から輝希は理子ちゃんが“好き”なんだと思った



輝希はどちらかと族系には全く見えない。

輝希のチャームポイントである黒縁メガネがすごく大人でインテリイケメンだ





「珍しーね。倉庫に来るなんて」

なんだか刺がある言葉だと思った…。




「うん。気がむいたからねー」