涙が枯れる日 Ⅰ【完】







ガラガラ




教室のドアを開けた瞬間理子ちゃんがでてきた




「あっ!桜花ちゃんぉはょ〜」


「お、おはよ…」



「あのねぇ〜お話があるから一緒に屋上に来てるれなぁ〜い?」


どうも理子ちゃんの喋り方が私は苦手だと思いながら


「う、うん。いいよ」


と答えた

「桜花きーつけなよ?」



「うん、大丈夫」


「ならいーけど」


「じゃ〜つかさちゃん桜花ちゃん借りるねぇ〜」

「う、うん。」







理子ちゃんと二人で屋上までの道を無言で歩いていた…




ガチャ







「ねぇ、あんた今日倉庫来るんだって?」

「行く予定だけど?」


「来ないでくんない?うざいんだけどー」



「なんで理子ちゃんにそこまで言われなきゃいけないの?」



「あんたが邪魔だからに決まってるでしょ?」

そう言いながら理子ちゃんは笑った


「理子ちゃんに何言われても今日倉庫行くから。それに雷輝に行くって言ったし」



「まぁ〜いいわ。もうあんた天龍から追い出すから」


そう言って理子ちゃんは屋上をでた…