涙が枯れる日 Ⅰ【完】



「遥斗って奴は来てくれるかな?」




男がニヤっと笑いながら言ってきた



「来るわけ無い!!!こんな危険な場所に来るわけないでしょ?天龍が目当てだったんでしょ?」


「フッ。確かに天龍を潰す予定だった。でもお前が現姫じゃ無かったら意味がない」



確かにそうだ



「でも、何の関係もない他人を呼ぶ必要なんてないじゃない!!!」



私が言うと男は意味不信に笑って


「さっきも言ったろ?俺はイライラしてんだよ。同じ事2回も言わせんな」



「そんな理由で他人を巻き込まないでよ」



私が怒鳴ると


「そんなに遥斗って男が大切か?だったらお前が俺の相手になれば喧嘩はやめてやるよ」




ニタ-っと不気味に笑って言ってきた



「フフ、誰がアンタの相手するかよ。アンタとするぐらいなら死んだ方がましだし」




私がそう言うと男は怒りに満ちた顔になった