涙が枯れる日 Ⅰ【完】



「やめて!」



私がなんど言っても男はやめなかった





「桜花どうした?」



「もしも〜し、俺全国№6の彪雅(ヒュウカガ)の総長の朝日奈コタだ(アサヒナ)」


「何でそんなお前が桜花の電話にでんだよ」


「いやー、天龍の姫を拉致ったつもりが違ったみてぇーでな。携帯に入ってたお前に電話したんだよー」


「何だよそれ!どこにいるんだ!」


遥斗の怒鳴り声が携帯からもれて聞こえてきた



遥斗怒ると怖いな…………




「さぁ?頑張って探してみな」

「ちょま――――。」


男はニヤっと笑って電話を切った