電車…。

私服だとうちの学校の生徒か分からない。

葵「どれがうちの学校かわかんねーな。」

美思「そうだね。でも、先生たちはすぐにわかりそう。」

葵「本当だよな。」


那奈瀬「美思〜。おはよう。」

美思「おはよう。」

偶然にも那奈瀬とは二駅しか変わらない。

那奈瀬「ちゃんと空井くん起きれるんだね。」

私よりも普段早いらしいしね。

美思「そうみたいだよ。」

那奈瀬「それより、ずっと聞きたかったんだけど、彼女ってどんな感じなの?」

葵「別に。」

別にって…。
しかも、那奈瀬もこのタイミングで…(笑)

那奈瀬「別にって…彼女とは遠距離?ってか中学の同級生?」

葵「中学の同級生。」

そこは答えるんだ。