美思「麗香のせいなんかじゃない。全部私のせい。」

麗香「高校でなんかあったの?」

美思「一度失ったものは時間をかけても元には戻れないんだよ。麗香に会えて良かった。」

麗香がなにか言いかけた時、私は麗香の横を通り過ぎた。


葵くんの家の前で私は立ち話してたんだ…。

この先、受験が終わるまで葵くんと普通に会ったりする事、できなくなるのかなぁ?

泣きたくなんてないのに…。
せめて、家に帰るまで待って。

先生「鈴波‼︎」

なんで?

美思「何でしょうか?」

振り向かずに聞く。
怖い。
なんでついてきてんの?

先生「空井とは学校以外で会うなよ。」

美思「分かってますよ。先生も毎日、ついてこないでください。そのうち訴えますから。」

セクハラだよね?
これ。