もし、8年ぶりに会った幼なじみが私のことを忘れていたら。





「ごっめーん、話してたら遅くなっちゃった」

「…ったく、もう始まっちゃうじゃんー」


美音が呆れ半分に言う。



「ねえねえ、聞いてよ!今日試合勝ったら、デートしてくれ…「晴奈、黙れ」


「美音…笑」


どんだけリア充が嫌いなのよ、美音は。









___ピーッ






「ほら、2人の愛しのダーリンの試合、始まったよ」


「あ、ほんとだ!!梨華も見てよ!私の自慢の彼を!!!」



ラブラブだなー、全く。