「り~ん~か~、帰ろ?」 「あ、ごめん!今日用事あるから一緒に帰れないんだった!」 「え~今日アイス一緒に食べに行きたかった~」 「ごめん~」 頬をふくらませてる千咲と別れて、急いで体育館のほうに行く。 えーっと、って。なにこれ?!?! 体育館に着くと、入口付近で女子の人だかりができていた。 「凛花ちゃん!こっちだよ~」 「橋本先輩!」 バスケ部のベンチのほうから、こちらに向かって大きく手を振る姿が見える。