瞬は私の方に近づき濡れてる私の体をそっと抱きしめた。
その瞬の体の中はあったかくて、温もりを感じた。
瞬は何も言わず私が泣き止むまでいてくれた。
私は涙も枯れ果て、瞬に内容を話した。
瞬は頷きながら黙って聞いてくれた。
『お前…なんで1人で泣くんだよ…。幼なじみの俺少しは頼れよな。』
話し終わった途端瞬はそう言ってタオルを差し出した。
自分も濡れてるはずなのに、私優先で。
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その日から私は恋が出来なくなった。
けど虹が出た日の事は信じている。
それに瞬を頼るようになった。
あの日以来、私が辛い時には瞬がいつでも隣にいる。
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