「ふぅ、疲れた~……」 気づけば私一人が部室に残っていた。 もう7時だけど、外はうっすらと暗くなってるくらいで明るい。 「帰りますかぁ~」 道具を片付けて帰り支度をする。 階段を降りる途中に見るいつもの景色。 あ、まだ練習してる……。 ………サッカー、か。 いつも、何故か魅入ってしまう彼。 辛い練習のはずなのにいつみても楽しそうにプレーしてる。 同じクラスのサッカー部の人。 神無月 翔太(かんなづき しょうた)