あーあ言っちゃった。


琉星はゆっくりと起き上がる。



それに合わせて私も起き上がる




早く…早く振ってよっ


そして琉星は重々しく口を開いた



「ごめん…」





ご…めん…






「あ、あはは…こ、こっちこそごめんね?困らせちゃって」




そうだよ。振られて当然だ、




早く振ってよとは思ったものの


やっぱりいい結果が欲しかった。




「…や、ちが…」


「ち、違くないよ!本当にごめん!!もう大丈夫だから…」



何かを琉星はいいかけた。



琉星はきっと

優しいから


「ちがうよ、別に嫌いなわけじゃない恋愛感情として見れない」



ってそう言おうとしたんだよね





「おい百夜…っ」






「ごめん…大丈夫だから…大丈夫だから…今は一人にして」




私は下を向きながら琉星に言う。




でもまだ琉星へ何かをいいかける