ラグタイム

「俺が料理を教えてやるって言う話」

そう言った赤川さんに、
「でも…今の今までご飯を炊いたこともなければ、包丁も握ったことないし…。

こんな俺でもできるんですか?」

あたしは言った。

「すぐにとまでは行かないけどできるようになるさ。

今日の閉店後の掃除当番は俺だ。

早速、今日から俺が教えてやる」

「えっ、今日から?」

あまりにも突然過ぎる提案に戸惑った。

「今日からも何も、今から始めなきゃ手遅れだろ?

週に1回とは言ったけど、いつくるかなんてわからないんだろ?」

「確かに…」

もっとも過ぎる意見に言葉を返すことができません。