あたしは息を吐くと、
「今朝、兄貴が夢に出てきたんです」
と、藤本さんに言った。
「朝貴が、か?」
藤本さんは驚いたと言うように聞き返した。
「兄貴、あたしに“ごめんな”って謝った後で“戻らない”って言ったんです…」
夢の中の話だと言うのは、あたしが1番わかってる。
気にする理由なんか特にないのに、
「本当に朝貴が夢に出て、“戻らない”って言ったのか?」
藤本さんが聞いてきた。
「本当ですよ。
だから兄貴を見つけ出したとしても、兄貴は“戻らない”って言うんじゃないかと思うと…」
いっそのこと、探すのをやめた方が兄貴のためになるんじゃないかと思った。
兄貴は藤本さんやあたしに言えない理由があって、どこかへ行ってしまったのかも知れない。
「今朝、兄貴が夢に出てきたんです」
と、藤本さんに言った。
「朝貴が、か?」
藤本さんは驚いたと言うように聞き返した。
「兄貴、あたしに“ごめんな”って謝った後で“戻らない”って言ったんです…」
夢の中の話だと言うのは、あたしが1番わかってる。
気にする理由なんか特にないのに、
「本当に朝貴が夢に出て、“戻らない”って言ったのか?」
藤本さんが聞いてきた。
「本当ですよ。
だから兄貴を見つけ出したとしても、兄貴は“戻らない”って言うんじゃないかと思うと…」
いっそのこと、探すのをやめた方が兄貴のためになるんじゃないかと思った。
兄貴は藤本さんやあたしに言えない理由があって、どこかへ行ってしまったのかも知れない。



