ラグタイム

翼が顔をあげてあたしを見つめた。

「俺も少しばかり協力するから」

そう言ったあたしに、
「どう言うこと?」

翼は不思議そうに聞き返した。

「今はいろいろあるし、何より気持ちの整理もまだ落ち着いていないから無理かも知れない。

事態が落ち着いて、気持ちの整理がちゃんとついたら言えばいいよ。

今年のバレンタインデーから客としてきていた女の子とつきあっているって」

翼はあたしを見つめている。

「藤本さんと武人に伝えようと決意をした時、また俺に言ってくれ。

俺も一緒につきあうから」

続けて言ったあたしに、
「ホント?」

翼が聞き返した。