ラグタイム

「本当はもっと早く言いたかったんだけど…。

人生で初めて彼女ができたから、いつ彼らに言えばいいのかとタイミングを見計らっていたら遅くなっちゃって…。

それで朝貴さんが失踪をして、客との恋愛は禁止だって規則を出されて…結局言えなくなっちゃったんだ」

翼は懺悔をするように言った。

「僕としても、君たちに早く彼女を紹介したいんだ」

そう言った翼に、
「俺も見たいと思ってるよ。

人生で初めてできたって言うOLの彼女」

あたしは同意をするように首を縦に振ってうなずいた。

「はあ…」

翼は息を吐いた後、両手で頭を抱えた。

深く悩んでいる彼の様子に、
「大丈夫だよ」

あたしは声をかけた。