ラグタイム

「あ…!?」

たたかれた頭を手で押さえて視線を向けたあたしに、
「アホンダラ。

いい加減に覚えろよ」

藤本さんが呆れたと言うように息を吐いた。


その日も無事に営業を終わらせた。

「いやー、今日は結構人が多かったですねー」

翼がドアを閉めた。

「七夕と言うことも手伝ってか、カップルがハンパなかったな」

そう言ったのは武人である。

「織姫と彦星は今頃デートしているんだろうな」

そう言った後、あたしはやれやれと息を吐いた。

「翼、後は頼んだぞ。

俺と武人は厨房の方を掃除するから」

藤本さんが翼に言った。